GPS(時刻)
■ アプリケーションプログラムでの対応方法【GPS週番号ロールオーバー】
説明
GPS/GNSSレシーバのGPS週番号ロールオーバーが発生し、ファームウェアの更新が行われない場合の、アプリケーションプログラム側での対応方法について説明する。
対象機種【例】
■CCA-450J, CCA-453tm
■サターン16(tm), サターン17(tm), サターン18(tm)
■マース15(tm)
基本的な考え方
GPS時計は、週番号+週内の秒数で表現している。
GPS週番号は最大は1024(約19.7年)であり、それを過ぎるとゼロに戻り日付がリセットされる。
※これを、WNRO(GPS週番号ロールオーバー)という。
GPSシステムの週番号は1980年1月6日をゼロとしてスタートし、最初のWNROは1999年8月21日に発生し、2回目は2019年4月6日に発生した。
上記の場合、WNROが発生すると、日付が1999年(または、1980年)に戻る。
【注】
※WNROは、測位位置の精度には影響しない。
※GPSレシーバの作りによっては、WNROがずれて、上記と違う日に発生することがある。
※GPSレシーバによっては、WNROを発生しないものがある。
アルゴリズム【例】

※但し、GPS/GNSSレシーバは、最近まで正しく動いていたものとする。