GPS(時刻)
■ 測位データの日付が1999年に戻った
症状
GPS/GNSSレシーバの測位データ(NMEA)の日付が、測位中にも拘わらず「1999年」に戻ってしまった。
原因
GPS時計の週番号のロールオーバー(WNRO)によるもの。
GPS時計は、週番号+週内の秒数で表現している。
GPS週番号の最大は1024(約19.7年)であり、それを過ぎるとゼロに戻り日付がリセットされる。
WNROの1回目は1999年8月21日に発生し、2回目は2019年4月6日に発生した。
【注】
※WNROは、測位位置の精度には影響しない。
※GPSレシーバの作りによっては、WNROがずれて、上記と違う日に発生することがある。
※GPSレシーバによっては、WNROを発生しないものがある。
対策【基本的な考え方】
対策A : GPSレシーバのファームウェアを更新する。
対策B : (GPSレシーバのファームウェア更新が無いとき)
アプリケーションプログラムで対応する。
対策【機種別】
- ■エクストリーム818xt :対策A
- ファームウェアの更新方法(エクストリーム818xt)
- ■エクストリーム1300sスポーツレコーダー :対策A
- ファームウェアの更新方法(エクストリーム1300sスポーツレコーダー)
- ■CCA-450J, CCA-453tm :対策B
- アプリケーションプログラムでの対応方法
- ■サターン16x, サターン17x, サターン18x, サターン19x :対策A
- ファームウェアの更新方法(サターンx)
- ■サターン16, サターン17, サターン18 :対策B
- アプリケーションプログラムでの対応方法
- ■マース15x :対策A
- ファームウェアの更新方法(マース15x)
- ■マース15 :対策B
- アプリケーションプログラムでの対応方法